泡のような世界で君と恋をする
ここで、自分は拒まれた。
ここで、踏みとどまった。
ここで、選んだ。
「……私」
澪は、ゆっくり言った。
「特別な力は、持ってないですよね」
「持っていない」
ルシアは即答する。
「だからこそ、意味がある」
王としての言葉ではない。
評価でもない。
事実としての肯定。
私は、小さく笑った。
「じゃあ、私は」
「ただの人間として、ここに立ったんだ」
「それで十分だ」
共鳴は、ない。
もう、戻らない。
でも、かつて感じていた“繋がり”よりも、
今の距離の方が、はっきりしている。
近いから、隣にいるのではない。
選んで、並んでいる。
ここで、踏みとどまった。
ここで、選んだ。
「……私」
澪は、ゆっくり言った。
「特別な力は、持ってないですよね」
「持っていない」
ルシアは即答する。
「だからこそ、意味がある」
王としての言葉ではない。
評価でもない。
事実としての肯定。
私は、小さく笑った。
「じゃあ、私は」
「ただの人間として、ここに立ったんだ」
「それで十分だ」
共鳴は、ない。
もう、戻らない。
でも、かつて感じていた“繋がり”よりも、
今の距離の方が、はっきりしている。
近いから、隣にいるのではない。
選んで、並んでいる。