初恋の君は、闇を抱く。

だから夜もちゃんと家にいて、ご飯も一緒に食べてるって。

それは、すごいいいこと。

正直羨ましいって思ってしまう。

それでも……ゼロ番で隣に座ってくれてたミオの背中を思い出すと、胸の奥がじんわり痛んだ。


――わたしだけ置いて行かれる。

〝寂しい〟なんて誰にも言えない。

言えないんだよ……。




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