初恋の君は、闇を抱く。



久しぶりのゼロ番は変わらぬメンバーだったけど、空気が少し変わっていた。

イブもまだ来ていない様子。

「イブ?最近見ないんだよね、また俺らの事ほったらかしにしてさ」
「うちらのことなんてどうでもいいんじゃない?」
「飲み屋街で働いてるって聞いたけど。もうゼロ番は卒業したいんじゃねーの?」
「てか、あんたイブのお気に入りなのになんも知らないの?」

色んな人に聞いても同じような答えが返ってくる。

どうしちゃったんだろう。

みんなあれだけイブのことが好きだったのに。

所々で酔っぱらってる子がいつもより多くて、道路に大の字に寝転んだりしている。

酔っぱらって繁華街まで行って、警察に補導されたりもしたって聞いた。


「ちょっと待てよ」

その時、三上の声がした。

一斉に視線が三上に集まる。

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