最愛の灯を吹き消す頃に。
「帰るよ」

「おねーちゃんは?」

「お姉ちゃんも帰るから」

「エマんちに?」

「自分のおうち!」

「やだぁーっ!エマんちに帰るの」

「お姉ちゃんが困るだろ。わがまま言わない」

私は兄と二つしか離れていない。
元宮契とエマちゃんみたいにこれだけの年齢差があったら、私も兄からこんな風にお世話を焼かれていたのだろうか。

少し考えてみたけれど、私にこの「性質」がある限り、今とあまり変わらない気がした。
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