最愛の灯を吹き消す頃に。
坂を登り切った平たい地にはマンションが四棟ほどと一戸建ての住宅が建ち並んでいる。
元宮契が「坂を登り切った目の前のマンション」だと言った、私がイメージしていた通り、グレーの外観のマンションだった。
エントランスには集合ポストがあって、マンション内に入るにはオートロックを解除しなければならない。
だけどそれは外からの侵入者への対策だけであって、マンション内から外へは簡単に通り抜けられる。
たった四歳の子どもが一人で外に出ることができてしまう自動ドアは、防犯対策としては良くない気がする。
元宮契が鞄の内ポケットから鍵を取り出す。
見たことのないキャラクターのキーホルダーが揺れている。
「何そのキーホルダー」
「エマがガチャガチャしたいってゴネるからやったら、そんな変なの要らないって」
「あはは。なんかのキャラクター?」
「知らない」
全体的にゴム製なのか、細長い体がビヨンビヨンとバネみたいに跳ねていた。
元宮契が「坂を登り切った目の前のマンション」だと言った、私がイメージしていた通り、グレーの外観のマンションだった。
エントランスには集合ポストがあって、マンション内に入るにはオートロックを解除しなければならない。
だけどそれは外からの侵入者への対策だけであって、マンション内から外へは簡単に通り抜けられる。
たった四歳の子どもが一人で外に出ることができてしまう自動ドアは、防犯対策としては良くない気がする。
元宮契が鞄の内ポケットから鍵を取り出す。
見たことのないキャラクターのキーホルダーが揺れている。
「何そのキーホルダー」
「エマがガチャガチャしたいってゴネるからやったら、そんな変なの要らないって」
「あはは。なんかのキャラクター?」
「知らない」
全体的にゴム製なのか、細長い体がビヨンビヨンとバネみたいに跳ねていた。