最愛の灯を吹き消す頃に。
「心臓の灯が見えるの」
「心臓の…何?」
「心臓の灯。人の心臓のカタチが分かる。そこにボワッと炎が灯ってるの」
「なんとなくそんな気がするんじゃなくて」
「はっきりと、分かるの」
「どんな風に」
「人によって大きさや色が違う。なんの問題もない人は赤く燃えている。怪我や事故が迫っている人はその重さによって色が薄くなったり点滅したりするの」
「だからさっきも分かったの」
「元宮くんの心臓がオレンジ色に点滅したから。大した怪我にはならなかったと思うけど、なんとなくあの時計が気になって」
「そっか…。ありがとう」
ゆるゆると首を横に振った私に元宮契は訊いた。
「怪我や病気だけが分かるの」
私はまたおんなじ速度で首を振った。
「死んじゃうことも?」
縦にこくんと頷いた私のことを元宮契は否定しなかった。
その代わりに「苦しいね」って悲しそうな目をした。
「心臓の…何?」
「心臓の灯。人の心臓のカタチが分かる。そこにボワッと炎が灯ってるの」
「なんとなくそんな気がするんじゃなくて」
「はっきりと、分かるの」
「どんな風に」
「人によって大きさや色が違う。なんの問題もない人は赤く燃えている。怪我や事故が迫っている人はその重さによって色が薄くなったり点滅したりするの」
「だからさっきも分かったの」
「元宮くんの心臓がオレンジ色に点滅したから。大した怪我にはならなかったと思うけど、なんとなくあの時計が気になって」
「そっか…。ありがとう」
ゆるゆると首を横に振った私に元宮契は訊いた。
「怪我や病気だけが分かるの」
私はまたおんなじ速度で首を振った。
「死んじゃうことも?」
縦にこくんと頷いた私のことを元宮契は否定しなかった。
その代わりに「苦しいね」って悲しそうな目をした。