最愛の灯を吹き消す頃に。
「″心臓の灯”って言うの?まだよく分かんないけど。それが二つあるとして、じゃあ俺の灯はどんな色なの」

元宮契の胸元をジッと凝視する。

「えっち」なんて言ってまたからかってくる。

「一つは焼えるような赤…ううん、赤っていうよりも赤や黄色、少しだけ青っぽい色も見える虹色…?こんなの見たことない」

「もう一つは?」

「青」

「それは即答なんだ。青ってマズいんじゃないの」

「本来はね」

「本来は?」

「元宮くんの青は、元宮くん次第って感じがする」

「俺次第、か」

「自分の命の終わりは自分で決める…自…」

「それってさ、じさ…」

「言わないで!」

「真中さん?」

「お願い。言わないで。そんな怖いこと」
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