最愛の灯を吹き消す頃に。
「凄いね…。まるで占い師みたいだ」

「どうしてそんなに冷静なの」

「真中さんは本当に分かってるんだって思うから」

「え?」

「全部的外れだったら、この人は頭がおかしいのかもしれないって逆に動揺するよ。でも全部バレてるみたいだから。信じるしかないよね」

「それって…」

「真中さん、俺ね」

「うん」

「死にたいんだ」

「死にたいって」

「でもそれと同じくらい、生きたい理由があるんだ」

「どういうこと?」

座って、と言って元宮契はソファを勧めてくれた。
一度部屋を出て、すぐに「エマ、まだぐっすりだよ」と言いながら戻ってきた。

私の隣に元宮契が座って、なんだか妙に緊張してくる。

元宮契は独白のように、今日まで生きてきた時間を話してくれた。
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