最愛の灯を吹き消す頃に。
「初めて人の死を見抜いた時…有名な役者さんだったんだけどね。テレビ越しに心臓の灯が見えて。それを的中させてから次々と友達や家族の事故や怪我を言い当てた。家族は私と距離を置くようになった。自分の身に起こるかもしれない不幸を言われることが怖かったんだろうね。家族からの拒絶に私は絶望したの」
「辛かったね」
「私はやっぱりね、家族には一番の理解者で居て欲しいって思うよ。それが叶わなくなって、私は自分を隠さなきゃ人に愛されないんだって思ったの。でも元宮くんの話を聞いて、死と対極線にある夢が叶う世界を見てみたいって思った」
「それもやっぱり″見えてしまう″から?」
元宮契はきっとクレバーなのだろう。
開き上手で、話し手が多くの言葉を重ねなくても汲み取る力に長けている。
感受性が強いのかもしれない。
話をもっと聞いて欲しくなる。
その会話はひょっとして、元宮契の「小説家」としての糧にだってなり得るかもしれない。
「辛かったね」
「私はやっぱりね、家族には一番の理解者で居て欲しいって思うよ。それが叶わなくなって、私は自分を隠さなきゃ人に愛されないんだって思ったの。でも元宮くんの話を聞いて、死と対極線にある夢が叶う世界を見てみたいって思った」
「それもやっぱり″見えてしまう″から?」
元宮契はきっとクレバーなのだろう。
開き上手で、話し手が多くの言葉を重ねなくても汲み取る力に長けている。
感受性が強いのかもしれない。
話をもっと聞いて欲しくなる。
その会話はひょっとして、元宮契の「小説家」としての糧にだってなり得るかもしれない。