最愛の灯を吹き消す頃に。
三
玄関のドアが開く音がして元宮契がスッと立ち上がった。
つられて私も部屋から出たら、いつの間に起きていたのか「ママ!」とエマちゃんから嬉しそうに抱きつかれている女性。
元宮契のお母さんなのだろう。
「母さん。お帰り」
「すみません。お留守中に勝手にお邪魔してます」
「あら。契のお友達?」
「隣の席の子。家もたまたま近くてさ。一緒に帰ってたら公園でエマ見つけて…」
「そう。エマ、良かったわねぇ。遊んでもらったの」
ギュッとエマちゃんを抱き締めるお母さんからはこんなにも幼い子どもを放置したことを悪びれる様子は微塵も感じられない。
「じゃあ元宮くん、帰るね。お邪魔しました」
「また遊びにいらっしゃい」
私にも笑いかけてくれるお母さんに会釈をして元宮家を出た。
つられて私も部屋から出たら、いつの間に起きていたのか「ママ!」とエマちゃんから嬉しそうに抱きつかれている女性。
元宮契のお母さんなのだろう。
「母さん。お帰り」
「すみません。お留守中に勝手にお邪魔してます」
「あら。契のお友達?」
「隣の席の子。家もたまたま近くてさ。一緒に帰ってたら公園でエマ見つけて…」
「そう。エマ、良かったわねぇ。遊んでもらったの」
ギュッとエマちゃんを抱き締めるお母さんからはこんなにも幼い子どもを放置したことを悪びれる様子は微塵も感じられない。
「じゃあ元宮くん、帰るね。お邪魔しました」
「また遊びにいらっしゃい」
私にも笑いかけてくれるお母さんに会釈をして元宮家を出た。