最愛の灯を吹き消す頃に。
「新凪?どうしたの?」

お手洗いに行っていたさゆみが戻ってきて、ちょうど私の声を聞いて驚いて駆け寄ってくる。

「なんでもないよ。大丈夫」

「佐々木ちゃんのこと」

「佐々木さん?」

「早退したでしょ。病院行ったら胃腸炎だったんだって」

「あらら。そりゃきついねぇ」

「今朝、新凪ちゃんがいきなり言ったんだよ。体調悪い?って」

「新凪が?」

「その時は佐々木ちゃん、なんともなかったのに急に具合悪くなってさ。だから新凪ちゃんに言われたからそうなっちゃったのかなって」
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