おひさまからのラブレター
 彼女が放つひんやりとした銀色の美しさとは正反対に、おひさまの胸は、氷が火に触れた時のように、とろりと溶け出します。

 すると空はまたたく間に熟れきった、あんずのような、ぽっと、甘く切ない色に染まりました。

 動物たちは、初めて見るその魔法のような光に包まれると、不思議と胸が温かくなるのを感じました。

 フクロウは金色の目を細めて空を仰ぎ、コウモリは羽を休めながらも、その優しい空の色に心を酔わせました。

 動物の子供たちは喜ぶように不思議がり、あんず色に光るおひさまに、目を輝かせます。

 そんな中、ボソリと声が聞こえます。

『おや、おひさまが恋という病に、かかってしまったようだね』
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