おひさまからのラブレター
翌朝のことです。
おひさまは、愛しいおつき様に会えるかもしれないと、今まで以上の早起きをしました。
彼女を想うだけで、おひさまの頬は、自然と熟した「あんず色」に染まってしまいます。
空の窓からそっと顔をのぞかせると、ちょうどおつき様が、紺碧(こんぺき)の夜のドレスをたなびかせて帰るところでした。
それは、寄せては返す潮が引くように、静かでどこか寂しい光景です。
「ああ、行かないで」と。叫びたい気持ちを、ぐっとこらえました。
自分が空へ昇らなければ、森の小さな命たちは目を覚ますことができません。
そして彼女が空を譲ってくれなければ、生き物たちは安らかな眠りにつくことができないのです。
おひさまは、愛しいおつき様に会えるかもしれないと、今まで以上の早起きをしました。
彼女を想うだけで、おひさまの頬は、自然と熟した「あんず色」に染まってしまいます。
空の窓からそっと顔をのぞかせると、ちょうどおつき様が、紺碧(こんぺき)の夜のドレスをたなびかせて帰るところでした。
それは、寄せては返す潮が引くように、静かでどこか寂しい光景です。
「ああ、行かないで」と。叫びたい気持ちを、ぐっとこらえました。
自分が空へ昇らなければ、森の小さな命たちは目を覚ますことができません。
そして彼女が空を譲ってくれなければ、生き物たちは安らかな眠りにつくことができないのです。