おひさまからのラブレター
 元気を無くしたおひさまでしたが、森に住民のため空に登り、陽を絶やすことはありませんでした。

 森の賢者フクロウは、静かに羽を広げて住民たちに語りかけました。

「どうだろう我々も、少しばかりの我慢をしてみては。あのお二人の深い悲しみに比べれば、大したことではないはずだ」

 足元で小さなお花が、震える声で囁きます。

「けれど、お二人が空で重なれば、光が強まり私たちは枯れてしまうかもしれません」

 フクロウは答えます。

「お二人には森から少し離れた高い空で会ってもらおう。それなら被害はないはずだ」

 すると今度は、コウモリが言いました。

「それでは寒くて凍えてしまうのでは」

「重なり合う一瞬の暗闇は、私たちが温かな眠りで包み込みましょう。お二人が安心して恋を語らえるように」

 動物たちは力強く頷きました。
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