【完結】Dressyに恋をして

26

「お前さ…
もうちょっと色気のある声は出ないのか…?」

「出るわけ無いでしょぉ!?
無理矢理襲われてて!!!」

「ちょっと口開けよ…
舌が入んねー…」

「入らないようにしてるんですよっ!
このエロ魔人っ!!!」

私は足を振り上げ、社長の股間を蹴った。

「ーーーーッッッ!!!」

社長は私の手を離して、床に倒れた。

「このセクハラ男ぉぉぉぉ!
次に何かしたら、労基に訴えますからね!」

私は鼻を鳴らして社長室から出て行った。

♦︎♦︎♦︎

あー…!
もうっ!

何でこうなるのよぉぉ!?

私は仕事したいだけなのに!
どいつもこいつも!!!

「江波先輩…」

「何よっ!?」

私は考え込んでいた勢いのまま、東雲君にもそう言ってしまう。

「すいませんっ!
やっぱり…
何でも無いです…」

「…待って!
ごめん。
仕事の話なら聞くわ!」

私は彼の袖を掴んだ。

東雲君は何故か少し顔を赤くした。

「あ、あの、青山に空きテナントがいくつかあるみたいなんです。
少し解放もしてくれるみたいなので、2人で…その、下見に行ってみませんか…?」

「そう、それは良いわね…!」

私は平常心を取り戻して言った。

「え…
良いんですか?」

「もちろんよ!
下見も大事だもの!」

「じゃあ、明日の休み、朝10時に青山のAoビルの前で待っています!」

「オーケー!」

ん?
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