雨音が響く星空の下で
先輩のことをいきなり名前呼びする勇気を持ち合わせてない私は必死にブンブンと首を振ると、ハハハッとこれまた余裕を含ませた笑みをこちらに向けた先輩。

少し俯きながらそちらの様子を伺っていると突然ガサゴソとポケットに入ったスマホを取りだした先輩は「やっべ、部活始まってるわ」と言い、素早く席を立った。


「そのヘアピン渡したお返し、待ってるね」


そう言うと嵐のように教室を去っていった。


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