溺愛センパイと雨空の下で。
コンコン
「守咲…時雨さん…ですよね?」
振り返ると教室の入口にいたのは、見知らぬ男の人。
緑のネクタイをしているから…1つ上の先輩だ。
私たちが通う高校では1年生は青色、2年生は赤色、そして3年生は緑色のネクタイを着用することが決まっている。
もちろん私やそらちゃんの胸元には赤色のネクタイが結ばれている。
入口に立つ先輩は容易にドアの上框に手をかける。
1つ上の先輩が私に何の用だろう、どうして私の名前を知ってるんだろう。
「時雨?」
ヘッドホンをしていたそらちゃんが私の異変に気づいたのかそれを外し、私の視線の先を追った。
「時雨、知り合い?」
「…う、ううん」
困っている私を察したそらちゃんは私を守るように体を先輩の方に向けた。
「あの、時雨に何の用ですか?」
なぜかボーっとしていた先輩はそらちゃんの言葉にハッとしたような表情をした。すると、「…そうだそうだ」と言いながら大きな歩幅で私たちを目掛けて教室の中に入ってきた。
ついさっきフラッシュバックしたばかりだからか、1歩1歩近づく、その足音に再びあの時の映像がフラッシュバックする。
あ、だめだ…落ち着かないと、大丈夫大丈夫…。
今は、そらちゃんがいる。
「守咲…時雨さん…ですよね?」
振り返ると教室の入口にいたのは、見知らぬ男の人。
緑のネクタイをしているから…1つ上の先輩だ。
私たちが通う高校では1年生は青色、2年生は赤色、そして3年生は緑色のネクタイを着用することが決まっている。
もちろん私やそらちゃんの胸元には赤色のネクタイが結ばれている。
入口に立つ先輩は容易にドアの上框に手をかける。
1つ上の先輩が私に何の用だろう、どうして私の名前を知ってるんだろう。
「時雨?」
ヘッドホンをしていたそらちゃんが私の異変に気づいたのかそれを外し、私の視線の先を追った。
「時雨、知り合い?」
「…う、ううん」
困っている私を察したそらちゃんは私を守るように体を先輩の方に向けた。
「あの、時雨に何の用ですか?」
なぜかボーっとしていた先輩はそらちゃんの言葉にハッとしたような表情をした。すると、「…そうだそうだ」と言いながら大きな歩幅で私たちを目掛けて教室の中に入ってきた。
ついさっきフラッシュバックしたばかりだからか、1歩1歩近づく、その足音に再びあの時の映像がフラッシュバックする。
あ、だめだ…落ち着かないと、大丈夫大丈夫…。
今は、そらちゃんがいる。