溺愛センパイと雨空の下で。
小刻みに震える体を両手で摩り、そんな私に気づいたそらちゃんは次は席を立って私を守ってくれた。
ずっとこんなままじゃ、ダメなのに……。
そう思っていると止まる足音と大きな影。
教室の端と端だったから分からなかっただけで、この先輩すごく身長が高いみたいだ。
今はそれがとても圧迫感に変わっていて、それでも私の目の前にいてくれる小さくて大きな背中が私を安心させてくれる。
「いや、その、守咲さんに用があるんだけど、」
「時雨に何の用ですか?」
「……まぁいっか」
そういって大きな先輩はポケットからある物を取り出した。
「これ、今日朝拾ったから届けに来た」
そういってそらちゃん越しで私に伸びてくる大きな手の中には朝落としたバレッタが。
「こっ、これ!」
「…これ守咲さんのだよね?クラス表のとこに落ちてたよ」
「…あ、ありがとう…ございます…っ!」
ただの良い人だと分かった瞬間、そらちゃんはまるで興味をなくしたかのようにまたヘッドホンをつけて音楽の世界へ入っていってしまった。
ずっとこんなままじゃ、ダメなのに……。
そう思っていると止まる足音と大きな影。
教室の端と端だったから分からなかっただけで、この先輩すごく身長が高いみたいだ。
今はそれがとても圧迫感に変わっていて、それでも私の目の前にいてくれる小さくて大きな背中が私を安心させてくれる。
「いや、その、守咲さんに用があるんだけど、」
「時雨に何の用ですか?」
「……まぁいっか」
そういって大きな先輩はポケットからある物を取り出した。
「これ、今日朝拾ったから届けに来た」
そういってそらちゃん越しで私に伸びてくる大きな手の中には朝落としたバレッタが。
「こっ、これ!」
「…これ守咲さんのだよね?クラス表のとこに落ちてたよ」
「…あ、ありがとう…ございます…っ!」
ただの良い人だと分かった瞬間、そらちゃんはまるで興味をなくしたかのようにまたヘッドホンをつけて音楽の世界へ入っていってしまった。