娘のパパと再会したら今度こそ逃げられません
「蓮斗さんもお手伝いしているんですか? 時々顔を出してるんですよね」

「そのつもりはないんだ。だけどさすがに園長という肩書は荷が重いから心配で、時間をつくって様子を見に行っていたんだ。今はその名残りだな」

「蓮斗さんには法律の知識もあるから、いざという時には園長も心強いですね」

「それはどうだろうな。それに俺も、今は母を心配してというより自分のために顔を出してるって感じだな。子どもたちといると楽しいし、気分転換にもなるし」

蓮斗は小さく笑い、目を細めた。

「そういえば、運動会の時も子どもたちに大人気でしたね。写真を撮ろうってせがまれてるの、見ましたよ。そ、それに」 

杏奈は口ごもり、蓮斗をチラリと見やる。

「子どもだけじゃなくてお母さんたちからも大人気」

運動会が終わり撤収作業のお手伝いをしていた時、蓮斗はお母さんたちから頻繁に声をかけられていた。

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