娘のパパと再会したら今度こそ逃げられません
第三章 ステップアップする未来
第三章 ステップアップする未来 

六月も半ばを過ぎ、日ごとに気温は上がり続け、すでに真夏を感じる日々。

先週、梅雨入りしたらしいと発表されたが、ここ数日は早々に梅雨明けしたのかと勘違いするほどの晴天が続いている。

店にも涼を求めて来店する客が増え、食事以外にもかなりの数のティータイムメニューに注文が入っている。

とはいえ予報では明日から数日は雨が降るようで、それを裏付けるかのようにアルバイトの女の子が「気圧で頭が痛いんです」と言って顔をしかめていた。

「茅島さんが提案したメニュー、全店舗で好評。絶好調よ」

昼休憩のために控室に入った杏奈に、パソコンを操作していた三園が待ちかねたように声をかけてきた。

「塩分控え目のむくみ対策メニューがとくに出てるの。ああ、香味野菜とかスパイスを主役にしたお料理も人気ね。これってたしか胃腸の働きにいいのよね」

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