娘のパパと再会したら今度こそ逃げられません
ここ一年のフェアメニューと比較された数字を見ても、今回はかなりの好成績。

これは杏奈が提案したメニューがお客様に受け入れられたということだ。

フェアは始まったばかりで今後の推移次第だが、ひとまず及第点。

「安心しました」

杏奈はホッと胸を撫で下ろした。同時に次回の公募に向けて気合いが入る。

「なに落ちついてるのよ。今回のフェアが好評だから〝頼れるごはん〟をレギュラー化できないか、プロジェクトの立ち上げが決まったって部長が言ってたわよ」

「レギュラー化、ですか?」

杏奈は目を丸くする。

「それに、プロジェクト……」

「そうよ。これからつめていくらしいけど、テーマは時期ごとにメニューを変えて心と体の健康を食事を通じて後押しする……だったかな。薬膳も認知されつつあるし、いいタイミングだって盛り上がってるらしいわ。客層が広がるのも期待できるし」

「たしかに」

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