娘のパパと再会したら今度こそ逃げられません
それが本心ならいいのにと期待し、駒田を見つめた。

「はあ……」

駒田は顔をしかめ、だるそうに息を吐く。

「本当よ。それにしたって、あなたたちがいつまで同じことで騒いでいるのか理解できないわ。というより、蓮斗さんのお父さんがなにに囚われてるのかわからないけど、私へのこだわりは異常よ。こんな茶番、付き合ってられない。それにうちの病院と縁を持っても、メリットなんてたかが知れてるってわかってるはずなのに。そろそろ現実を見ないと高血圧で倒れる程度じゃ済まないわよ」

よほどのストレスがあったのか、駒田は堰を切ったように話し始めた。

「このままじゃ老後もパッとしないわね」

「そんなことありません。失礼なことを言わないで。あなたのように礼儀のなってない方、こちらの方こそお断りです」

唐突に聞こえてきた鋭い声。

一斉に顔を向けた先で、見知らぬ女性が眉を上げて立っている。

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