こもれび日和
歩が障子にそっと耳を寄せた。
直も並んで座る。
中では、大人たちの低い声が交差していた。
誰よりも先に聞こえたのは、
律の父・実の落ち着いた声だった。
「……律、よくここまで頑張ったな。
家族を持つってのは、簡単じゃないだろう」
律の少し照れくさそうな声が返る。
「うん……正直、不安なこともいっぱいだよ。
でも、蘭がそばにいてくれて、歩と直が笑っていてくれて……
それで十分なんだ」
蘭の柔らかい声が続く。
「ヒバリ村、あったかいですね。
みんなと話してると……あ、家族ってこんな感じなんだって思えて」
すると、聡恵がふっと笑ったような声を出した。
「蘭さん。
私たちも、あなたが来てくれて嬉しいのよ。
歩くんと直くんも……ほんとにかわいいわ」
静かに熱がこもる空気。
直は歩の袖をぎゅっとつまんだ。
歩は、なんだか胸がむずむずして黙った。
直も並んで座る。
中では、大人たちの低い声が交差していた。
誰よりも先に聞こえたのは、
律の父・実の落ち着いた声だった。
「……律、よくここまで頑張ったな。
家族を持つってのは、簡単じゃないだろう」
律の少し照れくさそうな声が返る。
「うん……正直、不安なこともいっぱいだよ。
でも、蘭がそばにいてくれて、歩と直が笑っていてくれて……
それで十分なんだ」
蘭の柔らかい声が続く。
「ヒバリ村、あったかいですね。
みんなと話してると……あ、家族ってこんな感じなんだって思えて」
すると、聡恵がふっと笑ったような声を出した。
「蘭さん。
私たちも、あなたが来てくれて嬉しいのよ。
歩くんと直くんも……ほんとにかわいいわ」
静かに熱がこもる空気。
直は歩の袖をぎゅっとつまんだ。
歩は、なんだか胸がむずむずして黙った。