こもれび日和
夜になると、
春夏秋冬家のテーブルは
ごちそうでいっぱいになった。

・皮パリッのローストチキン
・とろけるビーフシチュー
・彩りサラダ
・ふわふわパン
・最後にブッシュドノエル

「わぁー!!ごちそうだぁ!」
歩が声をあげる。

直はいい匂いにほっぺを押さえながら、
「いただきます……!」と小さく呟く。

ローストチキンはナイフを入れると
肉汁がじゅわっとあふれ、
ビーフシチューは口に入れるだけでとろける。

蘭も嬉しそうに、

「律、本当にお店みたいね。
今年もありがとう」

「家族が喜んでくれるのがいちばんだよ」

ほんのり暖かいランプの灯りの中、
春夏秋冬家は笑顔で包まれていた。


食事が終わると、
歩と直はそわそわ。

「サンタさん、ほんとに来るかな?」
「クッキーたべてくれるかな……?」

歩はサンタ宛ての手紙をツリーの横に置いた。
直は丁寧に描いた雪だるまの絵を添える。

蘭は2人の頭をなでながら、

「大丈夫。きっと来てくれるよ」

そして歩と直は、
胸をドキドキさせながら布団に入った。


外はまだ薄い朝焼け。
しかし、歩と直は目をぱちりと開けた。

「みてーー!プレゼントがある!!」歩が叫ぶ。

枕元には、
きらりと光る赤いリボンの箱が2つ。
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