こもれび日和

紡ぐ

12月31日。
朝から春夏秋冬家には、
なんとも言えない“年末のにぎやかさ”が漂っていた。


「よーし、今日は一年のしめくくり!大掃除だぞー!」

律の掛け声で、
家中が一気に働きモードへ。

歩は雑巾を手に廊下をゴシゴシ。
直は小さなほうきを持って、
和室の隅っこを一生懸命はいている。

昼過ぎから律と蘭はキッチンで、
黒豆、栗きんとん、だし巻き卵……
おせち料理を次々と仕上げていく。

「歩、重箱ふいてくれる?」
「うん!ぴかぴかにする!」

「直かまぼこつめるの手伝って」
「ぼく、きれいに並べる〜!」

笑い声といい香りが、
春夏秋冬家いっぱいに広がっていった。


大掃除もおせち作りも無事に終え、
夕方になると春夏秋冬家は家族で
交番前の広場へ向かった。

そこでは――

スギムラ巡査と
サオトメシノブ巡査部長が
エプロン姿で年越しそばをふるまっていた。
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