こもれび日和
保育園のホールには、
色とりどりの折り紙の花と、
「ユイちゃん ありがとう」の大きな文字が貼られていた。
今日は、ユイのための「お別れ会」の日だった。
ユイのためのプレゼント
ホールの前の方には、小さなテーブルが置かれ、
その上には園児たちが用意したプレゼントが並んでいた。
ユイの似顔絵。
お花のペンダント。
小さな手紙。
紙コップで作ったブーケ。
歩と直も、昨夜一生懸命描いた絵を持ってきていた。
歩の絵は、
コモレビ川のほとりで、
ユイと一緒に虹を見上げている絵。
直の絵は、
保育園の園庭で、
みんなでクッキーを食べている絵。
「ユイちゃん、これ……ぼくたちから」
歩が照れくさそうに渡すと、
ユイはそっと絵を胸に抱いて、
「ありがとう……」と笑った。
その笑顔の目じりには、
すでに少し涙の光がにじんでいた。
出し物の時間
カグラサクラ先生が前に出て、
マイクを持って言った。
「それではこれから、ユイちゃんのための“お楽しみ出し物タイム”です!」
クラスごとに、歌を歌ったり、ダンスをしたり、
簡単な劇をしたり――会場はあたたかな拍手で包まれた。
そして、最後の出し物の番になったとき。
「つぎは……かぜ組の、歩くんと直くんです」
「えっ?」
ユイが目を丸くする。
ホールの照明が少し落とされ、
舞台の奥のカーテンが、するっと開いた。
革ジャン・歩とジーパン・直
そこに立っていたのは――
いつもの服ではなく、
ちいさな革ジャンを着た歩と、、
ちょっとダボっとしたジーパン姿の直
2人とも、胸には
銀色の紙で作ったロゴバッジ。
「……えっ」
ユイは、思わず口を手で覆った。
色とりどりの折り紙の花と、
「ユイちゃん ありがとう」の大きな文字が貼られていた。
今日は、ユイのための「お別れ会」の日だった。
ユイのためのプレゼント
ホールの前の方には、小さなテーブルが置かれ、
その上には園児たちが用意したプレゼントが並んでいた。
ユイの似顔絵。
お花のペンダント。
小さな手紙。
紙コップで作ったブーケ。
歩と直も、昨夜一生懸命描いた絵を持ってきていた。
歩の絵は、
コモレビ川のほとりで、
ユイと一緒に虹を見上げている絵。
直の絵は、
保育園の園庭で、
みんなでクッキーを食べている絵。
「ユイちゃん、これ……ぼくたちから」
歩が照れくさそうに渡すと、
ユイはそっと絵を胸に抱いて、
「ありがとう……」と笑った。
その笑顔の目じりには、
すでに少し涙の光がにじんでいた。
出し物の時間
カグラサクラ先生が前に出て、
マイクを持って言った。
「それではこれから、ユイちゃんのための“お楽しみ出し物タイム”です!」
クラスごとに、歌を歌ったり、ダンスをしたり、
簡単な劇をしたり――会場はあたたかな拍手で包まれた。
そして、最後の出し物の番になったとき。
「つぎは……かぜ組の、歩くんと直くんです」
「えっ?」
ユイが目を丸くする。
ホールの照明が少し落とされ、
舞台の奥のカーテンが、するっと開いた。
革ジャン・歩とジーパン・直
そこに立っていたのは――
いつもの服ではなく、
ちいさな革ジャンを着た歩と、、
ちょっとダボっとしたジーパン姿の直
2人とも、胸には
銀色の紙で作ったロゴバッジ。
「……えっ」
ユイは、思わず口を手で覆った。