こもれび日和
歩と直が両親を亡くした日から、2人の世界は変わった。
両親を亡くした歩と直は、町外れの小さな孤児院「ひかりのいえ」に預けられた。

そこで出会った先生たちや友達と一緒に笑ったり、泣いたり、時には喧嘩をしたり。

2人にとって、孤児院は「悲しみの場所」ではなく、いつしか第二の家になっていた。

そんな2人の元を、律と蘭は訪ねた。

歩と直は、春夏秋冬家に引き取られることになった。

初めてのコモレビ村の風景、春夏秋冬家の広いキッチン、たくさんのスパイスや食器が並ぶ棚。

「ここでどんな日々が始まるんだろう?」

2人の胸は、不安とワクワクでいっぱいだった。

春夏秋冬家に引き取られてから数日。
歩と直はまだ、少し緊張していた。
けれど、少しだけ心が安らぐのは、朝になると聞こえてくるキッチンの音だった。
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