契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
 私は緋色の言葉に、微笑みながら返事した。

 彼がゆっくりと私を押し倒してくる。
 脳が溶けそうな深い口づけをされて、クラクラしてきた。
 これから何が起こるかと思うと緊張するけれど、私は彼を受け入れる。

♢♢♢

 朝起きると、とても良い匂いがした。
 ベッドから起き上がり、ダイニングルームに急いだ。

 テーブルには、旅館の朝食のような丁寧な料理が並んでいる
(朝から、すごい⋯⋯私も頑張らなきゃ)

「おはよう、緋色! 朝ごはんは私が作らなければいけなかったのに⋯⋯」
「俺が作りたかったから良いんだよ」
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