契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
 彼はかなり独占欲が強い人だったようだ。

 私を自分のものにしたくして堪らない気持ちが伝わってきた。

「日陰⋯⋯体は大丈夫?」
「大丈夫! これが毎日続くと大丈夫かは分からないけど⋯⋯」

「毎日、俺に抱かれたいって思ってくれてるんだ」
 私は唐突な緋色の発言にこたえられなかった。
 私は逃げるように、ひなたを起こしに行った。

「ママ、パパ、おはよー!」
「ひなた、おはよう。そうだ、今日はサンタさんにお手紙を書こうか」
「僕、妹と弟が欲しいって書く!」

 なぜか可愛いはずのひなたの発言が卑猥なものに聞こえるのは、私の問題だ。
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