契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
「どうぞ、お入りください」

 大きな門のシャッターが自動で開いて、車のまま中に入った。

 庭を車で走っていると、子供が遊ぶようなお洒落なブランコや滑り台などが見えた。
(美咲さんが子供の頃に使ってたものかしら?)

 こんな娘さんの思い出が詰まった庭で、もういない娘を思いどんな時間を過ごしてきたのか。
 私は美咲さんの母親の気持ちが自分に流れ込んでくるようで、胸が詰まった。

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