契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜
「森田蓮は大丈夫だよ。日陰、少しは肩の力を抜いたらどうだ。君には君を必死で守ろうとする人たちがいるのだから」

 私はふと勇のことが思い浮かんだ。

 そして、蓮さんの今回の行動も、私の安全を守るためだ。
 緋色も私のせいで、しなくて良い苦労をしている。

「私は何を返せば⋯⋯」
「美しいウェディングドレス姿を見せてくれ。幸せそうな君を見れば、何だってできるんだから」

 緋色は1週間後にはマスコミを呼んで盛大に結婚式をすると言っていた。

 小笠原家を完全にシャットアウトするという。
 私は私の育ての父である望月健太とバージンロードを歩く予定だ。


♢♢♢

 今日は私と緋色の結婚式だ。
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