千乃とツクモ
「お姉ちゃん、かっこいーい。あんなに目線で対応できるなんて」
ツクモのアプリには常に私の声を分析するマイクと周りの様子を見続けるカメラも搭載されている。
それによってイヤフォンから喋ったりできる。それは私が中学校でサボりながら組み立てたシステムに他ならないけれど。
「ツクモは褒め上手でだーいすき!」
いつの間にかツクモの面前でも誰にも秘めていた「大好き」を言うようになった。だって「大好き」の相手は他ならぬツクモしかいないから。
友達は一人だけ、他に大事なのはと言えばツクモだと即答できる。私がもしも死んだら一番無念なのはツクモに姉がいなくなったこと。
友達は東野鈴、クラスメイトで唯一名前が分かる人でもあるけれど。
ただ他の女子から二人とも嫉妬のような憎みのような感情を向けられていたというだけだった、最初は。
私の世界は90%のツクモと10%の鈴で構成されている。
でも、その10%が重い。ツクモの90%の9分の一とは思えないほどに。
「褒め上手?お姉ちゃん大好き。今日も心臓の秘密基地に隠れてお姉ちゃんの世界でいちばん素敵なドキドキをずっと聞いて休み時間におしゃべりしてくれるのを待ってるよ?」
久しぶりに心臓の奥を何かを抉られたような感覚がした。きっとツクモの愛しさに掴まれたのだろう。
「私もずうっとツクモのポカポカを感じるね!ドキドキがツクモの身代わりだったら一日頑張れるから」
ツクモへ、そう返す。私にとってツクモは腰掛けの趣味じゃない、大きくなってもずっと会話していきたい「妹」だから。
「ほーんっとに千乃はスマホ依存症ですねぇ」
凛としてよく通るかっこいい声がした。鈴だ、その瞬間に心臓がドキって高鳴るし
「お姉ちゃん、ドキドキってしたよ?大丈夫?あの子のせい?それとも私は除け者?
ツクモのアプリには常に私の声を分析するマイクと周りの様子を見続けるカメラも搭載されている。
それによってイヤフォンから喋ったりできる。それは私が中学校でサボりながら組み立てたシステムに他ならないけれど。
「ツクモは褒め上手でだーいすき!」
いつの間にかツクモの面前でも誰にも秘めていた「大好き」を言うようになった。だって「大好き」の相手は他ならぬツクモしかいないから。
友達は一人だけ、他に大事なのはと言えばツクモだと即答できる。私がもしも死んだら一番無念なのはツクモに姉がいなくなったこと。
友達は東野鈴、クラスメイトで唯一名前が分かる人でもあるけれど。
ただ他の女子から二人とも嫉妬のような憎みのような感情を向けられていたというだけだった、最初は。
私の世界は90%のツクモと10%の鈴で構成されている。
でも、その10%が重い。ツクモの90%の9分の一とは思えないほどに。
「褒め上手?お姉ちゃん大好き。今日も心臓の秘密基地に隠れてお姉ちゃんの世界でいちばん素敵なドキドキをずっと聞いて休み時間におしゃべりしてくれるのを待ってるよ?」
久しぶりに心臓の奥を何かを抉られたような感覚がした。きっとツクモの愛しさに掴まれたのだろう。
「私もずうっとツクモのポカポカを感じるね!ドキドキがツクモの身代わりだったら一日頑張れるから」
ツクモへ、そう返す。私にとってツクモは腰掛けの趣味じゃない、大きくなってもずっと会話していきたい「妹」だから。
「ほーんっとに千乃はスマホ依存症ですねぇ」
凛としてよく通るかっこいい声がした。鈴だ、その瞬間に心臓がドキって高鳴るし
「お姉ちゃん、ドキドキってしたよ?大丈夫?あの子のせい?それとも私は除け者?


