佐倉くん、好きじゃないのにその気にしないで
いや……学内だから、誰かいてもおかしくないけど……ここ、基本……誰もこないし……。
お、おばけ……??

私は、おばけが大の苦手。

お化けがいる、そう思うと……心なしか急に温度が下がった気がして、思わず体を両手で抱きしめる。
やだやだ……、怖い……っ。

「……あ、いたー。愛山さん」
……そう、声が聞こえた。

……あ、れ?
恐る恐る見ると、佐倉くんがそこにいた。

よ、よかった……っ。
ほっと全身から力が抜ける。

ほんとに良かった……。
ほっとしたのも束の間、違和感に気付く。
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