佐倉くん、好きじゃないのにその気にしないで
心の中で反省をし、もう一度謝ろうとした時。
「いや、違う。ただ、羽衣ちゃんの方がかわいいなーって、触れたくなっただけ」

と、佐倉くんが私をじっと見つめながら言った。
私が……かわいい??

そ、そうかな……?
……いや、佐倉くんが、私に遠慮してくれてるのかもしれない。

「ありがとう」
「絶対お世辞だと思ってる。ホントだよーっ」

ふふっ、かわいい。
「あ、そういえば、俺まだ興味ないんじゃないかって言われたこと起こってます」

佐倉くんは、私と向き合った。

そ、そんなに、怒ってたんだ……ほんとに申し訳ない……っ。
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