ただ君を愛したいだけ
しばらくすると、ドアをノックする音がして、濃紺のスクラブに白衣を羽織ったドクターが入ってきた。
うしろにはカートを引いたナースもいる。
「目覚められたんですね」
ドクターがベッドサイドまで来ると、智治さんはベッドから少し離れた。
「はい」
「脳神経外科の堀田(ほった)です」
ドクターは、ネームプレートを持ち上げて自己紹介する。
「昨日の事故後、救急で処置をしまして、検査のために脳外科入院となっています。今、痛いところはありますか?」
「右脚と、少し頭痛が」
「右脚は骨折しています。鎮痛剤が切れてきたのでしょう。追加しますね」
堀田先生がそう言うと、ナースは素早く注射器を差し出した。先生はそれを受け取り、点滴の管から入れていく。
「お名前と年齢を言えますか?」
「及川瑞葉、三十歳です」
答えると、先生は満足そうにうなずく。
「言語障害はなさそうですね。お子さんのことわかります?」
うしろにはカートを引いたナースもいる。
「目覚められたんですね」
ドクターがベッドサイドまで来ると、智治さんはベッドから少し離れた。
「はい」
「脳神経外科の堀田(ほった)です」
ドクターは、ネームプレートを持ち上げて自己紹介する。
「昨日の事故後、救急で処置をしまして、検査のために脳外科入院となっています。今、痛いところはありますか?」
「右脚と、少し頭痛が」
「右脚は骨折しています。鎮痛剤が切れてきたのでしょう。追加しますね」
堀田先生がそう言うと、ナースは素早く注射器を差し出した。先生はそれを受け取り、点滴の管から入れていく。
「お名前と年齢を言えますか?」
「及川瑞葉、三十歳です」
答えると、先生は満足そうにうなずく。
「言語障害はなさそうですね。お子さんのことわかります?」