ただ君を愛したいだけ
おかげで、無料で保育園を利用できている。
それに、捨てられた私が遠慮するのはおかしいと、変な意地を張ったところもある。
「信号が黄色に変わった瞬間、前の車がアクセル吹かして歩道に突っ込んでいくから、びっくりして。慌てて車を降りていったら瑞葉が倒れていて、心臓が止まるかと思った」
胸を押さえて苦しげに語る彼が本気で心配してくれたのが伝わってくる。
「ごめんなさい」
「瑞葉は被害者なんだ。謝ることなんてひとつもない。どうも運転手は気が動転してハンドルを切ってしまったらしい。とにかく無事でよかった」
なぜ車が突っ込んできたのか、彼の話で理解した。
運が悪かったとしか言いようがないけれど、陽菜も私も助かったのは本当によかった。
とはいえ、もう二度と会わないつもりだった智治さんと再会してしまい、さらには陽菜の存在まで知られて、とても気まずい。
それに、捨てられた私が遠慮するのはおかしいと、変な意地を張ったところもある。
「信号が黄色に変わった瞬間、前の車がアクセル吹かして歩道に突っ込んでいくから、びっくりして。慌てて車を降りていったら瑞葉が倒れていて、心臓が止まるかと思った」
胸を押さえて苦しげに語る彼が本気で心配してくれたのが伝わってくる。
「ごめんなさい」
「瑞葉は被害者なんだ。謝ることなんてひとつもない。どうも運転手は気が動転してハンドルを切ってしまったらしい。とにかく無事でよかった」
なぜ車が突っ込んできたのか、彼の話で理解した。
運が悪かったとしか言いようがないけれど、陽菜も私も助かったのは本当によかった。
とはいえ、もう二度と会わないつもりだった智治さんと再会してしまい、さらには陽菜の存在まで知られて、とても気まずい。