ただ君を愛したいだけ
ひんやりとして甘酸っぱいいちごは、けがをしたせいで少し体温が高い私の口内を冷やしてくれる。
口いっぱいに頬張る陽菜の笑顔を見ながら食べるそれは、幸せの味がした。
満足するまでラスクも堪能した陽菜のおしゃべりは止まらない。
「かずくんとごっつんこしちゃったの」
陽菜は自分の額に手を置いて告白する。かずくんは、同じゆり組の男の子だ。
「えっ、けがは?」
「だいじょぶ」
「かずくんは?」
「痛い痛いしてたー」
もしかしたら、かずくんのほうがけがをしたのではないかと血の気が引く。
「ちょっと赤くなっただけで、大丈夫みたいだ。それにボール遊びに夢中になって不注意だったのはお友達のほうで、ふたりともちゃんと謝れたって」
智治さんからの報告を聞き、胸を撫で下ろす。
きっとお迎えに行ったときに、先生から聞いたのだろう。
「陽菜ちゃん、よくけがをするんだって?」
口いっぱいに頬張る陽菜の笑顔を見ながら食べるそれは、幸せの味がした。
満足するまでラスクも堪能した陽菜のおしゃべりは止まらない。
「かずくんとごっつんこしちゃったの」
陽菜は自分の額に手を置いて告白する。かずくんは、同じゆり組の男の子だ。
「えっ、けがは?」
「だいじょぶ」
「かずくんは?」
「痛い痛いしてたー」
もしかしたら、かずくんのほうがけがをしたのではないかと血の気が引く。
「ちょっと赤くなっただけで、大丈夫みたいだ。それにボール遊びに夢中になって不注意だったのはお友達のほうで、ふたりともちゃんと謝れたって」
智治さんからの報告を聞き、胸を撫で下ろす。
きっとお迎えに行ったときに、先生から聞いたのだろう。
「陽菜ちゃん、よくけがをするんだって?」