ただ君を愛したいだけ
「靴下使う裏技あっただろ?」
「そういえば」
彼に言われて思い出した。
ハイソックスの口の部分を下にして髪を巻きつけていき、最後に折り返してカールを作る裏技のことだ。
私も試したことがあるけれど、ひと晩そのままにしておくと、朝、きれいなカールができていた。
「あれなら陽菜ちゃんもおしゃれを味わえる」
「そうですけど、そんなことまで……」
預かってもらえるだけでもありがたいのに、公園に付き合い、好物を作り、髪の手入れまで。
私よりずっと有能だ。
「俺がコテを置いておいたのが悪い。それに、カールさせるくらいなんてことはない。トリートメントもカラーもできるぞ」
「知ってます」
「とりーと? ママのやつ? 陽菜、それもやる!」
しまった。好奇心旺盛な陽菜の前で話してはまずかった。
「うーん。それじゃあ、お風呂の外でやろう」
「えー、いっちょに入る」
「それはちょっとな。また陽菜ちゃんの歌を聞かせて」
歌って?
「そういえば」
彼に言われて思い出した。
ハイソックスの口の部分を下にして髪を巻きつけていき、最後に折り返してカールを作る裏技のことだ。
私も試したことがあるけれど、ひと晩そのままにしておくと、朝、きれいなカールができていた。
「あれなら陽菜ちゃんもおしゃれを味わえる」
「そうですけど、そんなことまで……」
預かってもらえるだけでもありがたいのに、公園に付き合い、好物を作り、髪の手入れまで。
私よりずっと有能だ。
「俺がコテを置いておいたのが悪い。それに、カールさせるくらいなんてことはない。トリートメントもカラーもできるぞ」
「知ってます」
「とりーと? ママのやつ? 陽菜、それもやる!」
しまった。好奇心旺盛な陽菜の前で話してはまずかった。
「うーん。それじゃあ、お風呂の外でやろう」
「えー、いっちょに入る」
「それはちょっとな。また陽菜ちゃんの歌を聞かせて」
歌って?