月が青く染まる夜に
────会議室。
プロジェクターの前に、今日の会議で使う資料や経路図を並べる。
パソコンの動作確認も終えた。
会社であれば、どこへ行っても総務部のインフラ整備課と道路交通設備課は切り離せないもので。
コンコンというノックとともに、ドアの先に迅和くんが現れた。
「あ、お疲れ様」
彼は私に気づいてすぐに声をかけてくる。
「この会議、長くなりそうだからお茶の準備してって言われて」
「じゃあ倉庫から持ってくる。えーっと、何本いるかな」
そのへんにあったカゴを引っ掴んで、デスクに置いた資料の束数を思い出そうとしているうちに、代わりに彼が答えた。
「十七本」
「分かった。予備で二本プラスするね」
「あ、いいよ。僕が持ってくる。重いし」
「ありがとう」
すぐに彼は会議室から出て行った。
今のは、普通にできていたはず。
いつもの私だったはず。
プロジェクターの前に、今日の会議で使う資料や経路図を並べる。
パソコンの動作確認も終えた。
会社であれば、どこへ行っても総務部のインフラ整備課と道路交通設備課は切り離せないもので。
コンコンというノックとともに、ドアの先に迅和くんが現れた。
「あ、お疲れ様」
彼は私に気づいてすぐに声をかけてくる。
「この会議、長くなりそうだからお茶の準備してって言われて」
「じゃあ倉庫から持ってくる。えーっと、何本いるかな」
そのへんにあったカゴを引っ掴んで、デスクに置いた資料の束数を思い出そうとしているうちに、代わりに彼が答えた。
「十七本」
「分かった。予備で二本プラスするね」
「あ、いいよ。僕が持ってくる。重いし」
「ありがとう」
すぐに彼は会議室から出て行った。
今のは、普通にできていたはず。
いつもの私だったはず。