可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
とはいえ、子供と接することに慣れてほしいと思っていたので、喜ぶべき展開だ。
しかしアイリスは複雑な心境でもあった。先日から始まった一緒の食事に続き、こうして『旦那様』とまたしても接点ができたことに、少し戸惑いも感じている。
「君のほうは問題ないか? 初めてのようだが」
「あっ、はい。大丈夫です」
ひとまず二段目の雪玉を、手袋をした手でぺたぺたと丸く形成しなから答えた。
ヴァンレックはこうやってアイリスを気にかける。
しかも『初めて』という理由付けで声をかけられるのは、数回目だったりする。
「本当に大丈夫か? 教えが必要ではないか?」
どうしてこう構おうとしてくるのだろう。
(六歳の子供に集中したほうがいいですよ)
アイリスは、アリムへと視線を移動する。
するとヴァンレックが気付き、「あっ」と言った。
「アリム、また俺の雪を取るんじゃないっ」
「僕より大きなものを作ったっ、やーっ」
「俺のほうが身体も大きいのだから、仕方ないだろう」
「パパなんて僕よりちっちゃくなっちゃえっ」
しかしアイリスは複雑な心境でもあった。先日から始まった一緒の食事に続き、こうして『旦那様』とまたしても接点ができたことに、少し戸惑いも感じている。
「君のほうは問題ないか? 初めてのようだが」
「あっ、はい。大丈夫です」
ひとまず二段目の雪玉を、手袋をした手でぺたぺたと丸く形成しなから答えた。
ヴァンレックはこうやってアイリスを気にかける。
しかも『初めて』という理由付けで声をかけられるのは、数回目だったりする。
「本当に大丈夫か? 教えが必要ではないか?」
どうしてこう構おうとしてくるのだろう。
(六歳の子供に集中したほうがいいですよ)
アイリスは、アリムへと視線を移動する。
するとヴァンレックが気付き、「あっ」と言った。
「アリム、また俺の雪を取るんじゃないっ」
「僕より大きなものを作ったっ、やーっ」
「俺のほうが身体も大きいのだから、仕方ないだろう」
「パパなんて僕よりちっちゃくなっちゃえっ」