可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
「僕、アイリスだーい好きっ」
正面からアリムに抱き着かれた。いつの間にかメイドたちのマッサージが終わっていることに気付く。
「奥様のお気持ち、よく分かりました。ならば余計にダンスは受講されるとよろしいでしょう」
「そうだよ練習してみようよ!」
ブロンズに続き、アリムが言ってきた。
「僕、アイリスとも踊りたいな。パパも上手なんだよ」
「えっ、いやいやそんなすぐにしなくてもいいと思うのよっ。そう、おいおいでいいのではないかしらね!?」
アイリスはダンスがされるような、大きな社交の場に出ることはないだろう。
冬が終われば貴族たちも活発化する社交シーズンが来るが、それまでいられるとも思えないし――。
(それに前世では音楽とも無縁だったのっ。絶対無理っ、運動神経抜群だったけど、ダンスだけはできる自信がないわ!)
ダンスなんて未知の世界だ。
アイリスは怖気づいて、話題を変えようとした。
「ブロンズ、他のことから始めてもいいと思うのよ。この前の提案書に箇条書きにされていた勉強項目だけど――」
その時、一人の騎士が駆け込んできた。
正面からアリムに抱き着かれた。いつの間にかメイドたちのマッサージが終わっていることに気付く。
「奥様のお気持ち、よく分かりました。ならば余計にダンスは受講されるとよろしいでしょう」
「そうだよ練習してみようよ!」
ブロンズに続き、アリムが言ってきた。
「僕、アイリスとも踊りたいな。パパも上手なんだよ」
「えっ、いやいやそんなすぐにしなくてもいいと思うのよっ。そう、おいおいでいいのではないかしらね!?」
アイリスはダンスがされるような、大きな社交の場に出ることはないだろう。
冬が終われば貴族たちも活発化する社交シーズンが来るが、それまでいられるとも思えないし――。
(それに前世では音楽とも無縁だったのっ。絶対無理っ、運動神経抜群だったけど、ダンスだけはできる自信がないわ!)
ダンスなんて未知の世界だ。
アイリスは怖気づいて、話題を変えようとした。
「ブロンズ、他のことから始めてもいいと思うのよ。この前の提案書に箇条書きにされていた勉強項目だけど――」
その時、一人の騎士が駆け込んできた。