可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
そもそもドレスのオーダーは、ブロンズではなくヴァンレックのせいだ。
話し合いのあと、アイリスは屋敷の主の許可をもらうためブロンスを連れて建物の騎士団側にあるヴァンレックの執務室を訪ねた。
すると、ダンスを習うことに決めたと報告した途端、彼はこう言ったのだ。
『ダンスの授業用に、ドレスを二十着ほど注文するか』
『え!?』
多すぎると思ったのはアイリスだけではなかった。ブロンズも、意外な返答に固まっている様子だった。
どうしてそう驚かれるのかヴァンレックは分からなかったようだ。不思議そうに『とにかく二十着は最低でも注文するように』と、ブロンズに指示していた。
(ただの練習なのに、ドレスをオーダーするなんて)
さすがは大公様というべきだろうか。
それとも侯爵令嬢なのに、アイリスが高位貴族のお金の使い方を、よく知らないだけなのか?
メイドたちは、二人がいい感じで夫婦としての仲を深めていっている――と思っているらしい。
話し合いのあと、アイリスは屋敷の主の許可をもらうためブロンスを連れて建物の騎士団側にあるヴァンレックの執務室を訪ねた。
すると、ダンスを習うことに決めたと報告した途端、彼はこう言ったのだ。
『ダンスの授業用に、ドレスを二十着ほど注文するか』
『え!?』
多すぎると思ったのはアイリスだけではなかった。ブロンズも、意外な返答に固まっている様子だった。
どうしてそう驚かれるのかヴァンレックは分からなかったようだ。不思議そうに『とにかく二十着は最低でも注文するように』と、ブロンズに指示していた。
(ただの練習なのに、ドレスをオーダーするなんて)
さすがは大公様というべきだろうか。
それとも侯爵令嬢なのに、アイリスが高位貴族のお金の使い方を、よく知らないだけなのか?
メイドたちは、二人がいい感じで夫婦としての仲を深めていっている――と思っているらしい。