可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
白髪交じりだが背は伸びて美しい。身長もそれなりにあり、作法が身にしみついているのが歩く所作からも感じられる。
彼女がレベッカ伯爵夫人だろう。
「遠いところご苦労」
「ご指名を光栄に思います。ロリスロード伯爵の妻、レベッカ・ロリスロードにございます。ヴァルトクス大公と、大公妃にご挨拶申し上げます」
片方の手でドレスのスカートを優雅に持ち上げる姿勢は、アイリスも見惚れてしまうほど美しい。
(ダンスの決めボースみたいだわ)
すると、姿勢を戻したレベッカ伯爵夫人の目が、早速アイリスに向いた。
「どうぞ、レベッカとお呼びください」
「は、はじめましてレベッカ様っ。私のこともどうぞアイリスと――」
「えっ、いえ、畏れ多くもそのような」
慌てて両手を小さく振ったレベッカ伯爵夫人が、胸に手を添えて深呼吸を挟み、じーっとアイリスを見つめてくる。
「あの……大公妃様は、とてもよいお方なのですね。あまりに美しいことにも驚きました。姿勢もとてもいいです。これでダンスは幼少期以来だというのも、信じられません」
彼女がレベッカ伯爵夫人だろう。
「遠いところご苦労」
「ご指名を光栄に思います。ロリスロード伯爵の妻、レベッカ・ロリスロードにございます。ヴァルトクス大公と、大公妃にご挨拶申し上げます」
片方の手でドレスのスカートを優雅に持ち上げる姿勢は、アイリスも見惚れてしまうほど美しい。
(ダンスの決めボースみたいだわ)
すると、姿勢を戻したレベッカ伯爵夫人の目が、早速アイリスに向いた。
「どうぞ、レベッカとお呼びください」
「は、はじめましてレベッカ様っ。私のこともどうぞアイリスと――」
「えっ、いえ、畏れ多くもそのような」
慌てて両手を小さく振ったレベッカ伯爵夫人が、胸に手を添えて深呼吸を挟み、じーっとアイリスを見つめてくる。
「あの……大公妃様は、とてもよいお方なのですね。あまりに美しいことにも驚きました。姿勢もとてもいいです。これでダンスは幼少期以来だというのも、信じられません」