可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
確かに、気分は上がる気がする。でも居候させてもらっている身で、雑務だけではもう割に合わない気がしている。
「あっ、奥様だ!」
陽気な声が聞こえて、吹き抜け側の通路下を見た。
そこは屋内訓練場があった。シーマスが手を振っている。
彼の周りには、同じく訓練着を着込んだ騎士たちがちらほらといた。
「今日の髪型、とてもいですね!」
迷ったものの、褒められるのは素直に嬉しい。
「ありがとう」
もしかしたら自分に似合わないのではないかと思っていた清楚感がある白いジュエリーが、彩られた金色の髪留めだった。オレンジ味が強く、アイリスの真っ赤な髪色とのバランスもいい。
(ヴァンレック様って、意外とセンスもいいみたい)
贈られるものはどれも好みだった。
同時に、見るからにいい品だと分かって、気は重くなる。
「あれ、何か悩みですか?」
「ヴァンレック様が少しおかしい気がして」
訓練場のどこからか「ぶふっ」と吹き出す声が聞こえた。
シーマスも、おかしさをこらえた顔で言う。
「あっ、奥様だ!」
陽気な声が聞こえて、吹き抜け側の通路下を見た。
そこは屋内訓練場があった。シーマスが手を振っている。
彼の周りには、同じく訓練着を着込んだ騎士たちがちらほらといた。
「今日の髪型、とてもいですね!」
迷ったものの、褒められるのは素直に嬉しい。
「ありがとう」
もしかしたら自分に似合わないのではないかと思っていた清楚感がある白いジュエリーが、彩られた金色の髪留めだった。オレンジ味が強く、アイリスの真っ赤な髪色とのバランスもいい。
(ヴァンレック様って、意外とセンスもいいみたい)
贈られるものはどれも好みだった。
同時に、見るからにいい品だと分かって、気は重くなる。
「あれ、何か悩みですか?」
「ヴァンレック様が少しおかしい気がして」
訓練場のどこからか「ぶふっ」と吹き出す声が聞こえた。
シーマスも、おかしさをこらえた顔で言う。