可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
いや、狼だ。よくよく見てみると、顔が違う。
「ア、アリムっ、ようやくここまで成長したんだなっ」
ヴァンレックが感嘆の声を上げた。彼がここまで感極まった反応をするのを見たのは、初めてだ。
するとアイリスの目の前で今度は、生後数ヵ月の猫くらいの大きさの仔狼が、つぶらなアイスブルーの目を嬉しそうにヴァンレックへと向ける。
「僕っ、ようやくこの姿になれたよっ」
「おめでとうアリム。本当に嬉しい。半年間変化がなくて俺の部下たちも疲弊、いや絶望、いや子育ての向いてなさに悩みまくっていたが、アイリスが上手に育てたおかげだな」
「子供の前でそんなこと言っていいと思ってるの?」
「今くらい言わせてくれ。ほんと、どうなることかと思った……」
「分かる、僕も言いたい。僕もだめかもとか思ってたから、ほんと嬉しいっ」
何やら二人は感動している様子だが、アイリスは会話がうまく掴めなかった。
「アイリス!」
宙に浮いている仔狼が、アイリスに向かう。
「ア、アリムっ、ようやくここまで成長したんだなっ」
ヴァンレックが感嘆の声を上げた。彼がここまで感極まった反応をするのを見たのは、初めてだ。
するとアイリスの目の前で今度は、生後数ヵ月の猫くらいの大きさの仔狼が、つぶらなアイスブルーの目を嬉しそうにヴァンレックへと向ける。
「僕っ、ようやくこの姿になれたよっ」
「おめでとうアリム。本当に嬉しい。半年間変化がなくて俺の部下たちも疲弊、いや絶望、いや子育ての向いてなさに悩みまくっていたが、アイリスが上手に育てたおかげだな」
「子供の前でそんなこと言っていいと思ってるの?」
「今くらい言わせてくれ。ほんと、どうなることかと思った……」
「分かる、僕も言いたい。僕もだめかもとか思ってたから、ほんと嬉しいっ」
何やら二人は感動している様子だが、アイリスは会話がうまく掴めなかった。
「アイリス!」
宙に浮いている仔狼が、アイリスに向かう。