可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
でも好奇心のままつっこんで聞くことはできなかった。
王家の秘密を知ってしまうのは、まずいだろう。
(尋ねて、もしヴァンレック様が申し訳なさそうな顔をして『ごめん』なんて言ってきたら……私、かなりショックだと思う)
そう予感したら、アイリスは口を固く閉じた。
でも、逃げるつもりはなかった。
長くいられないのだとしたら、その日その日、過ごしていく時間は貴重なはず。
(残された時間を、大切に過ごそう)
昨日の嬉しい出来事をヴァンレックと一緒に受け止めた際、こうした一つずつのアリムの成長という幸せな瞬間を、見逃がしたくないとアイリスは思った。
そしてそれを受け止めた嬉しそうなヴァンレックも――。
アイリスは、もう自分のゆくゆくの未来を受け止める覚悟はできていた。
そして、ヴァンレックを困らせないという選択肢も。
「希望を聞いてくださって、ありがとうございます。よろしければ就寝前の読み聞かせをさせていただいても? 忙しい時には、ヴァンレック様の助けにもなれると思います」
王家の秘密を知ってしまうのは、まずいだろう。
(尋ねて、もしヴァンレック様が申し訳なさそうな顔をして『ごめん』なんて言ってきたら……私、かなりショックだと思う)
そう予感したら、アイリスは口を固く閉じた。
でも、逃げるつもりはなかった。
長くいられないのだとしたら、その日その日、過ごしていく時間は貴重なはず。
(残された時間を、大切に過ごそう)
昨日の嬉しい出来事をヴァンレックと一緒に受け止めた際、こうした一つずつのアリムの成長という幸せな瞬間を、見逃がしたくないとアイリスは思った。
そしてそれを受け止めた嬉しそうなヴァンレックも――。
アイリスは、もう自分のゆくゆくの未来を受け止める覚悟はできていた。
そして、ヴァンレックを困らせないという選択肢も。
「希望を聞いてくださって、ありがとうございます。よろしければ就寝前の読み聞かせをさせていただいても? 忙しい時には、ヴァンレック様の助けにもなれると思います」