可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
それなのに、国王はどうしてアリムの母であるヴァンレックの恋人との結婚を、認めなかったのだろう?
血筋云々が重視されている世界なのは分かる。
でも、たった一人しか伴侶に迎えない獣人族だっている。
大公という立場だからヴァンレックだけが許されないのだとしたら、かわいそうだ。
(私は口出しする権利さえない……)
エティックローズ侯爵家のお荷物で、問題児の悪女。アリムの子育ての他には、なんの役にも立たない。
「……はぁ、ヴァンレック様の役に立てればいいのに」
「いや、立ってますけど?」
警備なんて必要ないのに、様子を眺めていた騎士の一人がツッコミした。
「奥様めちゃくちゃ仕事できるじゃないですか。冬は在庫管理も多いから、みんな助かってますよ」
「しかも大問題も解決したのに」
「大問題?」
「奥様じゃなきゃだめです。離縁だなんて考えようものなら、騎士全員で止めますからね」
アイリスが、頭に疑問符をたくさん浮かべた時だった。
「アイリス!」
「きゃああぁあぁ!?」
血筋云々が重視されている世界なのは分かる。
でも、たった一人しか伴侶に迎えない獣人族だっている。
大公という立場だからヴァンレックだけが許されないのだとしたら、かわいそうだ。
(私は口出しする権利さえない……)
エティックローズ侯爵家のお荷物で、問題児の悪女。アリムの子育ての他には、なんの役にも立たない。
「……はぁ、ヴァンレック様の役に立てればいいのに」
「いや、立ってますけど?」
警備なんて必要ないのに、様子を眺めていた騎士の一人がツッコミした。
「奥様めちゃくちゃ仕事できるじゃないですか。冬は在庫管理も多いから、みんな助かってますよ」
「しかも大問題も解決したのに」
「大問題?」
「奥様じゃなきゃだめです。離縁だなんて考えようものなら、騎士全員で止めますからね」
アイリスが、頭に疑問符をたくさん浮かべた時だった。
「アイリス!」
「きゃああぁあぁ!?」