可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
ヴァンレックがにっこりと微笑みかけてきた。
(どうしてかしら。笑顔なのに、ものすごく圧を感じるわ)
滅多にない爽やかな笑みに、アイリスはたじろぐ。
ヴァンレックはアリムを床に降ろした。アイリスの前で片膝をつき、近くなった目線で告げる。
「アイリスの心配事は、実家が関わろうとしてくることだろう? それがなくなれば安心できるはずだ、そうだろう?」
「そう、です……」
ブロンズは、確かに正しく説明してくれたようだ。
あとから入室してきて入口近くに立った彼を、アイリスはちらりと見る。
「私……ヴァンレック様に、そこまでしていただいてよいのでしょうか?」
「君は俺の妻だ。そして俺は、君の夫だ。夫が妻を支えるのに何も問題などない。そうだろう?」
ヴァンレックが後ろへ確認を投げた。
「もちろんです」
ブロンズたちが、声を揃えて迷いのない返答をしてきた。
「家族での初めての遠出だ。いずれ王都にもアリムのお披露目や社交で出なくてはいけないし、いい機会だと思ったのも本当だよ」
(どうしてかしら。笑顔なのに、ものすごく圧を感じるわ)
滅多にない爽やかな笑みに、アイリスはたじろぐ。
ヴァンレックはアリムを床に降ろした。アイリスの前で片膝をつき、近くなった目線で告げる。
「アイリスの心配事は、実家が関わろうとしてくることだろう? それがなくなれば安心できるはずだ、そうだろう?」
「そう、です……」
ブロンズは、確かに正しく説明してくれたようだ。
あとから入室してきて入口近くに立った彼を、アイリスはちらりと見る。
「私……ヴァンレック様に、そこまでしていただいてよいのでしょうか?」
「君は俺の妻だ。そして俺は、君の夫だ。夫が妻を支えるのに何も問題などない。そうだろう?」
ヴァンレックが後ろへ確認を投げた。
「もちろんです」
ブロンズたちが、声を揃えて迷いのない返答をしてきた。
「家族での初めての遠出だ。いずれ王都にもアリムのお披露目や社交で出なくてはいけないし、いい機会だと思ったのも本当だよ」