可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
ヴァンレックにもようやくそれが訪れたと知って、先代国王夫妻は泣いて喜んでいた。豪胆な性格であるヴァンレックの兄であり、国王もアイリスに心から感謝していた。
出会ってくれたこと、野獣に愛を捧げて心を人に戻してくれたこと。
王家親族たち、大貴族や臣下たちも話しを聞くなり続々と祝いを贈りたがり、それを止めるため、国王は現金という形でまずは収拾をつけた。
それを、いつアイリスは知らされることになるのだろう。
そんな時が一日でも早く近付けばいいと、ブロンズを筆頭にみんなが思っていた。
◇∞◇∞◇
前日と同じく、アンメアリーの結婚式当日も空は見事に晴れた。
挙式の入場指定は午前十時半だ。
それに間に合わせて向かったアイリスは、馬車を降りてヴァンレックと手を繋ぎ、結婚式の会場になっている聖堂の入り口を目指した。
周囲から一斉に熱く注がれることになった視線で、頬は緊張に赤く染まっている。
とくに女性たちの眼差しは熱すぎた。
「あれがヴァルトクス大公様?」
「ご結婚されて雰囲気がずいぶんと……」
「なんて素敵なのかしら。そばにいられる妻が羨ましいわ」
褒め言葉の嵐で耳が熱い。
出会ってくれたこと、野獣に愛を捧げて心を人に戻してくれたこと。
王家親族たち、大貴族や臣下たちも話しを聞くなり続々と祝いを贈りたがり、それを止めるため、国王は現金という形でまずは収拾をつけた。
それを、いつアイリスは知らされることになるのだろう。
そんな時が一日でも早く近付けばいいと、ブロンズを筆頭にみんなが思っていた。
◇∞◇∞◇
前日と同じく、アンメアリーの結婚式当日も空は見事に晴れた。
挙式の入場指定は午前十時半だ。
それに間に合わせて向かったアイリスは、馬車を降りてヴァンレックと手を繋ぎ、結婚式の会場になっている聖堂の入り口を目指した。
周囲から一斉に熱く注がれることになった視線で、頬は緊張に赤く染まっている。
とくに女性たちの眼差しは熱すぎた。
「あれがヴァルトクス大公様?」
「ご結婚されて雰囲気がずいぶんと……」
「なんて素敵なのかしら。そばにいられる妻が羨ましいわ」
褒め言葉の嵐で耳が熱い。