可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
気を悪くした様子もなく、アンメアリーの姿を探す。
「あっ、いましたっ。久しぶりの姉妹としての再会です、会いたかったことでしょう――おーいアンメアリー、こっちだ」
ライノーアル伯爵が、嬉しそうに手を降って合図する。
「まったく、私のこととなると子供みたいになるんだから――」
猫撫で声で言いながら進み出てきたアンメアリーが、途端に表情を強張らせる。
(あら?)
普段の勝ち誇った雰囲気と違っていた。
人前だというのに、アイリスを睨む目付きを隠そうともしない。
「あらお姉様、いらしてくださって嬉しいわ」
ちっとも嬉しくなさそうにアンメアリーの声は苛立っている。
唯一純白の婚礼衣装を着た主役の二人だ。見つけやすいし目立つので、祝いの場にしては不相応な気配を察知して、人々の視線が集まっていく。
「そのウエディングドレス、とても似合っているわよ。成婚おめでとう」
「っ」
アンメアリーの視線が素早く往復する。
アイリスは、彼女が自分のドレスや装身具と見比べていることに気付いた。
「あっ、いましたっ。久しぶりの姉妹としての再会です、会いたかったことでしょう――おーいアンメアリー、こっちだ」
ライノーアル伯爵が、嬉しそうに手を降って合図する。
「まったく、私のこととなると子供みたいになるんだから――」
猫撫で声で言いながら進み出てきたアンメアリーが、途端に表情を強張らせる。
(あら?)
普段の勝ち誇った雰囲気と違っていた。
人前だというのに、アイリスを睨む目付きを隠そうともしない。
「あらお姉様、いらしてくださって嬉しいわ」
ちっとも嬉しくなさそうにアンメアリーの声は苛立っている。
唯一純白の婚礼衣装を着た主役の二人だ。見つけやすいし目立つので、祝いの場にしては不相応な気配を察知して、人々の視線が集まっていく。
「そのウエディングドレス、とても似合っているわよ。成婚おめでとう」
「っ」
アンメアリーの視線が素早く往復する。
アイリスは、彼女が自分のドレスや装身具と見比べていることに気付いた。